統合失調症は治らない病気と言われています。
後天的な病気なので、病気以前の「元気なときの私」が存在します。

つまり、一生最後まで、「元気なときの私」にはならず、病気とのお付き合いが続きます。

このことを、よーく考えてみます。

まず、私はすぐには死なない病気です。人にも感染しません。
手足や動作に支障のない病気です。旅行とか行けます。
知能にも支障のない病気です。自分でものごとを考えられます。

… で、できなくなったことは何ですか?

物が覚えにくくてすぐ忘れてしまいます。
順序立てた考えを頭の中で組み立てることが苦手です。
一日中眠くて寝てしまうときがあり、生活リズムが整いません。

… えっと、それって、死ぬまで「元気なときの私」が避け続けられることかな?

違いますよね。
人間は誰しも年を取ったら、人の手助け無しには暮らせません。

私は、自分が、誰よりも早く年を取った経験ができていると思うようにしています。
しかも徐々にでは無く急速に。

だから、私はできることとできないことが割と明確です。
いつの間にか数年かけてできにくくなってしまったこと、ではなくて、いきなりできなくなったことですから。

私があきらめるのは、自分ができなくなってしまった範囲だけを限定的にあきらめるだけです。
仕事も辞めずに2回も不死鳥のように復活して復職しました。
正直なところ、今の仕事もいつまで続くか分かりません。

でも、やってみる前からあきらめることなんて、何一つないのです。
できない私でも、人の2倍努力すればできるかもしれない。
私の毎朝のタイムマネジメントと起床する努力は通常の人の2倍よりはるかに多いです。
(目覚まし時計の個数も!)

人の2~3倍頑張ってみて、それでもダメだったら、それは今の自分に向いていないことです。
そこまで来たら、初めてあきらめられます。

あきらめる単位はなるべく小さくしたほうがいいです。
朝どうしても起きられずに会社には行けないから仕事をやめよう。とするのは簡単です。
でも、在宅勤務は認められないか?朝の時差出勤・フレックスタイムは認められないのか?
今の会社がだめでも、フリーランスやパートタイマーとして働けないか?

朝起きられないというだけで、仕事をすること全部をあきらめるのは早すぎます。
病気の方は、みなさん結論を出すのが早すぎるように感じます。

とにかく、「あきらめる時は極力限定的に」することをおすすめします。
人生粘り強くいきましょう。あなたに補欠はいないのですから。

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