東京への橋渡しのパートを後から動画で見ました。
パフォーマンスは非の打ち所がなく素晴らしかったと思います。

見逃した方は、こちらで動画が公開されています
【ノーカット】パラリンピック 東京プレゼンテーション | NHKリオデジャネイロパラリンピック

よく練られた構成に、パフォーマーのダンス、華を添える映像美・音楽。
2020年が待ち遠しくなるような、東京を訪れたくなるような、魅力を存分にアピールした内容だったと思います。

健常者に懸命に追いつく過程をお涙頂戴の見世物にする「感動ポルノ」とは全然質が違う、障害者にしかできない表現でした。
切断で足の長さが違うダンサーの「人とは異なる動き」とか真似しようと思ってもできない表現ですから。

ただ、テーマである「POSITIVE SWITCH」について、「ポジティブスイッチを押そう」 =障害を新たな可能性・魅力に切り替えようということだそうですが、これは厳しいなと思いました。

パラリンピックに出られるワールドクラスの人はすでにここを乗り越えられていると思いますが、私のような特筆するような何かがあるわけではない人間には、一億総活躍とか女性が輝くみたいな、無理矢理感を押しつけられそうな気がして、正直に受け止めることができませんでした。

完全に被害妄想ですが。

舞台に登場したのは身体障害者、ダウン症(必ずしも知的障害ではないらしいですが割合が多い)、性的マイノリティ(AyaBambiは同性愛夫婦のダンスユニット)でした。

精神障害者がこのような場所に登場することは当分無いでしょうね。
身体表現とは別の華やかな舞台が必要な気がします。


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