高田馬場駅で乗客にスプレーを吹きかけて傷害容疑で逮捕された塚越裕美子容疑者(36)が、どう見ても精神病です。
妄想がひどいようなので、ドラッグなどの薬物を使用していないのであれば、統合失調症だと思います。
精神病当事者として個人的にも勘弁してくれよという事件です。

ニュース記事です
【高田馬場駅異臭事件】36歳女は芸名・如月優 妄想ふくらみ…「ノーブラで山本涼介君を追いかけっこ」「マスゾエ知事が私を可愛いって」(1/2ページ) - 産経ニュース (archive p1 p2)

この事件で駅で催涙スプレーを吹きかけられた人は災難でした。
こういった事件の被害者は、容疑者が病気であるとしても、このこと許すのは難しいことでしょう。
しばらくは鉄道の駅に行くのも恐怖感が残るかもしれません。

なお、容疑者の妄想はツイッターに投稿として垂れ流されて公開されていました。
自分がアイドルで芸能人とつきあいがあるという妄想です。

今年6月には「ジャニーズの男の子とデートしてたの!」と投稿。また、9月の投稿では「昨日夏休み最後の日にノーブラの私を山本涼介君が追いかけて私もノーブラで山本涼介君を追いかけっこしたの」「何日か前に仮面ライダーゴーストの会見で彼氏の小池徹平君が山本涼介君たちに近づかないでって言っててくれたの」としていた。


普通に気持ち悪いですし、今回は無関係の一般人に危害を加えたというところが問題です。

こういうことがありますと、他の人に何も悪いことをしない普通の統合失調症の人まで気味悪がられて避けられてしまいそうなのが悲しいです。
「偏見を持たないで」といくら訴えても、こういう事例があれば全てが吹っ飛んでしまいます。

統合失調症の経過で大きいのが「病識があるかどうか」だと思います。
この容疑者は病識があるようには見えません。

また、私の先入観かもしれませんが、公開されている容疑者の写真の表情に「プレコックス感」を感じます。
これは統合失調症の人の表情に特有の雰囲気を示す言葉です。
私が精神科に入院していた時の入院患者で似たような人がいたと思います。

陽性症状でカリカリ・イライラしている時の表情なのでしょう。
36歳と報道されていますが、もっと年上のように老けて見えます。
自分で笑顔のような表情を作ることができないからです。

容疑者は早く適切な治療を受けることができて、病識を持った上で、自分の行いや罪を受け止められるようになって欲しいと思います。

親身になって心配してくれる人が身近にいない人間は病気で人格も荒廃していき、止めることができるのは刑事事件になった時だけだとすると、他にも潜在的な犯行予備軍はまだまだいて似たような事件が繰り返される可能性があります。

最初に迷惑をかけてしまうのが家族や友人や同僚で、そこまでで収まる人間といきなり社会に危害を加える人。
「人間関係の格差社会」のようなものの存在があるような気がします。


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